要リセット。暖房のアップツーデート

福島第一原発事故から既に5年経過している。この5年間で電力事情が大きく変わった。事故以前であれば、一度運転すると止められない原子力発電。昼間の需要に合わせて出力を設定すると夜間は過剰供給になる。なので、夜に積極的に使ってもらう施策が必要になるので夜間の電気代を安くして需要を喚起していた。そのため、深夜電力を使って夜間に熱エネルギーを家にため込む暖房スタイルが成立していた。私の暖房設計手法は輻射熱を基本としているので、家のどこかに熱をため込み、そこから輻射熱を発散させる方法を多く採用してきた。薪ストーブ、深夜電力による蓄熱暖房機、蓄熱床暖房などなど。その考え方を変換させる必要があるのだ。

それでも、前年度(平成27年度)まで深夜電力利用の暖房機を採用すると「機器割引」があり幾分割安利用感が得られていたのだが、今年度(平成28年度)からはそれが全くなくなった。それでも深夜電力時間帯は若干電気料金が安いが、膨大な電力を熱エネルギーに変えて家の中にため込む方式の採用メリットがほとんどなくなった。

これまでも、太陽熱のダイレクトゲインも積極的に採用してきたが、今後は更に積極的に採用していきたい。それは、冬の太陽熱を直接家にため込むこと、と同時に夏の直射をさえぎることをセットに考えること。

深夜電力を新規採用できなくなったことは残念だけど、原子力に頼らないやりかたが良いと思うので、前向きに取り組んでいきたい。