薪ストーブ備忘録02〜煙突計画

既存のすまいに薪ストーブを設置する場合は、煙突の外への出し方が限られてくるが、新築の場合は自由に設定できる。自由にできるからといって、何も考えずに設置するといろんなことが発生する。数多く経験してはじめてわかってくることも多い。

生活者、設計者としての視点なので、それが全て正しくそれをベストだと言い切ることはしないが、かなり的を得ていると思う。

結論から書くと、薪ストーブの近くで一度水平方向に曲げて、それから上に上げるとよい。そしてその曲がりの部分に掃除口をつけておく。その掃除口がある部分は家の外にあれば煙突掃除の時に家の中が汚れなくて良い。ただし、煙突をできるだけ家の中を通るように設計すると、煙突から出る輻射熱も家の中に蓄えることができるので、それはそれで有効だ。

ポイントは、ストーブから煙突をまっすぐ上にあげないこと。どんなに優秀な煙突トップ(煙の出口)でも、雨が侵入する。冬期ストーブを焚いているときは雨が侵入してきても、熱で蒸発していくだろうが、オフシーズンは気がつかないうちにストーブまで雨が侵入してきて、ストーブ本体を錆びさせるのだ。そうならないように、オフシーズンは掃除口を開けたままにしておき、侵入した雨は勝手に外に出るようにしておくと良いのだ。

薪ストーブ販売業者は、いずれ薪ストーブ本体を買い換えて欲しいという意識が働くかもしれないが、生活者としてはできるだけ永く使いたいというのが本音。こつは薪ストーブ本体を可能な限り雨から遠ざけるような煙突計画とすることだ。

 

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