■ 「うづくり」で階段をつくる

image

image

image
「うづくり」とは、板の年輪を浮き立たせた仕上げ方のこと。一般的には、和風建築の造作材として使われることが多いですが、一般住宅の階段の踏み面(断板)として使うのが良いことを発見しました。私の場合は、踏み面の段鼻付近に3mmの彫り込みを3本入れるという仕上げ指定が通常でしたが、このうづくりは、踏み面全面が滑りにくくなっているので、かなりの安心感があります。

また私は、鉄砲階段やハシゴの場合、降りる時の安心感を増すために、踏み面を3度奥に傾けることも多いです。そうすることで、下に向かってズルっと滑りにくくなりとても安全性が高くなるのです。

今後は「うづくり」と「三度傾斜」のダブルスタンダードで安全性を高めていこうかと考えています。

真ん中の写真「カラ」はカラマツのうづくりで、「源平」と書いてあるのが杉のうづくりです。杉の柾目のうづくりは目が立っていてとてもいいかんじです。この材料は三層パネルにもなっているので変形にも強そうです。

 

「うづくり」Wikipediaから引用

浮造(うづくり)は、刈萱(かるかや)の草の根を水にさらした後、干して麻紐で束ねた道具。用途として、木の板・柱などの柔らかい部分(春目:はるめ)を磨きながら削ぎ落として木目を浮き上がらせ、木材の見た目を美しくするために使用するし、そういった仕上げを浮造仕上げという。

古い木材に使用するときは根の粗い部分を束ねたものを、新しい木材のときは根の細い部分を束ねたものと使い分ける。入手性がよいとはいえないため現在ではワイヤーブラシや電動工具で代用することも多い。浮造仕上げの無垢板は、木目が強調され凹凸が目立つようになる。

※佐山注釈:本来は板の表面を削り取るのではなく、柔らかい部分を押し込んでいったそうです。そうすることで表面の目が立ったところと押し込まれてへこんだ部分の堅さが同じになるようにするためと考えます。