平成30年24号台風でリデザイン

 

2018年10月1日未明1:30頃、台風24号により、葉山町に突風が吹き荒れました。枕元においてあった携帯電話が鳴り、そのコール内容でその事態の大変さを知りました。「バルコニーの屋根が飛んで家が揺れているけど、このまま家にいて大丈夫か」と私のお客さんから。それから目が覚めて屋上から周囲を見渡すと、突風が吹くたびに電柱のトランスあたりから火花が真横に飛んでいき、それはここに住み始めて25年目にしてはじめての体験でした。聞くところによると、湘南国際村では、瞬間風速50m/sを記録し、近所では古民家が真横に倒壊したとも聞こえています。とんでもない災害でした。翌朝、我が家も点検すると、上の写真のように2階のバルコニーの付け庇が全壊していました。

早速、深夜コールのお客さんのところに行くと、バルコニーの屋根が飛んでオープントップになっていました。取り急ぎ、雨による二次被害が出ないように施工者に応急手当てを依頼し、火災保険手続きのための資料作成準備をしました。この風水害による復旧費用は火災保険で担保できます。まずは、被害が広がらないように応急復旧して、保険の手続きを進めます。

 

お客さんの要望をお聞きすると、また同じような災害時屋根が飛ばないように工夫したいとのことでした。開閉式の屋根にしたいともお話されたので、カブリオレスタイルにリデザインすることにしました。ピンチをチャンスに。これをきっかけに、雨のときは屋根が有り、気持ちの良いときや台風時には格納できる屋根スタイルへ、まさにカブリオレスタイルの住まいです。

まだ、計画が始まったばかりですが、さらにワクワクするような生活ができそうで、楽しみにしています。
我が家のバルコニーも、台風に備えてカブリオレスタイルへリデザインする予定です。

 

被害前のバルコニー

 


デザインギャラリーに「No.55 鎌倉。片付け&リフォーム」を追加しました

数年前に建築デザインではなく、片付けとリフォーム(あるいは化粧直し)という業務を行ったことがありました。先日、たまたま「実家のたたみ方」って誰に相談したら良いのかわからないという意見を聞く機会がありました。そのことは我々でもしっかり対応できることであり、設計事務所ならではの対応方法で依頼者に喜んでもらえるのではないかと思うようになりました。そういうこともあり、あらためて我々の過去の業務でもそのようなケースがあったのでご紹介します。

この時の業務は、親戚縁者がいらっしゃらないある著名な作家さんが亡くなられて、その一切を管理する管理団体から、作家さんのご自宅を講演会場などに活用したいので、整理清掃の全体を監修してもらえないかという依頼でした。わかりやすく言うとリフォームですが、デザイン業務を行うわけではなく、亡くなった当時のまま時間が止まっている生活空間内の公共化という業務が主な内容でした。広い屋敷内をすべて公共化するわけではないので、まずその公私空間の線引きを行い、手をつける部分と手をつけない部分を明確に色分けしました。公共化する部分をメインに片付けとお化粧直しを行い、また門からのアプローチの整備、庭環境の手入れも専門家を入れて行いました。

この業務では、耐震性能の強化や設備機器の更新、税務の確認、土地建物の売買やリースなどは行いませんでしたが、「実家」をたたむ場合は、それらも視野に入ってくると思われます。建築時期によっては、耐震性能が現行法規に適合していないこともあります。耐震性能チェックと耐震工事を行い、安心安全に住むあるいは売ることが必要になってきます。おそらく「実家」をたたむ場合は、片付けの監修から、隣地境界線や登記内容の確認、相続税の税務、耐震補強、リノベーション、建て替えなどなど、設計事務所ならではのワンストップサービスができるのではないかと感じています。

 
今後弊社としては、この「実家の片付け&リフォーム業務」を積極的に行っていきたいと思っています。この記事を読んでピンと来た方、連絡ください。実家は日本全国対応いたします。最終的に監修・設計費用はかかった実費工事費の15%プラス交通費で対応いたします。

 

No.55 鎌倉。片付け&リフォーム